「発酵」に挑戦し、学び、進化し続ける蔵元
山田醸造株式会社 代表取締役社長 山田弥一郎
大阪の会社に勤めていた私に、2015年の年初「山田屋を閉じる」と社長が言いました。平成以降の食卓の変化に伴い、味噌・醤油の需要が年々落ちてきたためです。
私が子供の頃から育った蔵に、長く勤めて頂いている職人たち。そして育った味。
「味覚は民族の記憶」という言葉があるように、長く山田屋をご愛用頂いているお客様も同様に、山田屋の味で育ってきたと感じています。
「これらをしっかりと、私達の子供たちに残していきたい!」
という想いで前職を退職し、山田屋を立て直すべく戻ってきました。
山田屋は、明治24年に発酵に適した四季がある新潟市北区(旧豊栄)にて、初代 弥惣治が醤油蔵を始めました。当時は、蔵の裏に船が往来し、大八車を引きながらの商売だったと聞いています。私で6代目になりますが、それぞれの先代たちの想いや苦労が、今の山田屋だと感じています。
“受け継がれる技術や想いを大切にすると共に、
「発酵」に挑戦し、学び、進化し続けます。
そして、働く誰もが活気に満ち、関わる人たちの笑顔を目指します。”
これを山田屋の使命とし、蔵に受け継がれる「蔵付き酵母」を育みながら、味噌・醤油・甘酒・漬物と発酵食品全般に造りを行っています。これからの将来は、従業員全員が職人となり、お客様や関わる皆様との距離をどんどん短くし、よりよい発酵文化を発信できる基地になっていきます。
学歴・職歴:新潟高等学校-東京理科大学-株式会社キーエンス
自慢のお味噌 コシヒカリ糀味噌「豪農」
越後みそに代表される、赤琥珀色の米味噌。新潟産コシヒカリとタンパク質の多い新潟産大豆、伯方の塩を山田屋の「蔵付き酵母」で仕込みました。代表的な10割糀の配合で、大豆の旨味とコク、糀の甘さが特徴です。
お味噌汁では、アサリやしじみの味噌汁はもちろん、もろきゅうやなめろうなど、生でお召し上がり頂くと最高の逸品。香りを一番にお愉しみください。
山田屋
山田屋の職人たち。全員で山田屋を盛り上げます。
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