自然常温のまま、春夏秋冬。
小さな醸造蔵では熟成を急がせない。
合資会社小林醤油店 代表 小林徹平
初代が昭和10年に創業して以来、4代目の私の代まで変わらず、村上市を流れる荒川のきれいな水に恵まれた場所で、味噌・醤油を醸し続けてきました。
小さな醸造蔵ゆえ、手作業が多く大量生産はできませんが、その分品質にはこだわっています。
自慢のお味噌 米糀みそ
味噌の熟成期間は醸造蔵によって様々です。
近代的な設備を備えた工場などでは、熟成中に人工的な温度管理をすることで、短期間での製品化が可能となります。
一方、当社では自然に任せながら熟成を見守ります。熟成に要する時間は丸一年。現代では非合理的なやり方かもしれませんが、小さな醸造蔵だからこそ、できること。
四季を経ることで出来上がりの風味は当然、急がされたものとはまったく違うものとなります。
伝統と心を守りながら新たな味に挑戦
こつこつと地道に。自然の力を借りながら悠々と。
創業以来、守り継いできた小林醤油店の姿勢であり、生き方だと思っています。
しかし、仕事には頑固であっても時代にかたくなであってはいけない。当社は常に新しい味を生み出すべく挑戦していきます。
醸造の伝統製法と心を守りながら、常に新しい製品を生み育て、また一つが伝統に積み重なるように。そして、いつまでもお客様に喜んで頂けるように。日々、想いを込めながら、努力を続けています。
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